自創作 「ライトメア(LightMare)」の設定まとめ 作品のイメージ曲 INERTIA /SawanoHiroyuki[nZk]:Rei インスピレーション元作品 To be hero X ・アイテール(Ether)――――― 物語の根幹となる物質。 電子よりも小さく、哲学書や神話に登場する天上の物質・エーテルやマナのような不可視で、近年になって初めて存在が実証された物質。 極小のサイズと物質を通り抜ける性質から、当初ニュートリノの一種であると推測されていた。 しかし、近年爆発的に増加した「夢幽病」患者の症状と、とあるライトノベルに記述された物質の性質があまりにも酷似していることから 研究機関は当該書籍を単なるフィクションではなく、病から回復した者の回願録であると仮定したのちに認定。 これを正式名称『アイテール(Ether)』と引用し、カール・グスタフ・ユングの提唱したプシコイド(Psychoid)的な声質を持つ媒介物質の一種であると公的に決定された。 古典エーテル論にて語られた架空の物質を「エーテル」、現に存在を実証されたものを「アイテール」として区分している。 研究機関や能力者のみがその存在を知覚でき、一般人は知覚できない。 一部の人間の脳波に影響して形を自在に変化させるという他の物質と一線を画す特徴を持ち、その性質や働きはSF作品に頻出するナノマシン技術に近しい。 四元素説から引用すると、それはまさしく火であり、空気であり、水であり、土でもあるといえる。 能力者によって使用されると想像した物質を作り出したり、物理法則を無視した魔法のような非科学的現象を引き起こすことが可能。 活性化すると自在な形を摂る性質を持つが、不活性化すると元の疎らな小さな粒として大気中に離散する。 現実世界では永久的に活性化状態を継続させる事は不可能に近いが、夢の世界においては常時活性化しており主の思うがままに振る舞う。 作り出した物の性能は操作する者の知識や想像力によって大きく左右される。 例えば、「剣」をイメージした場合、アイテールは金属原子へと形を変えて密集し、生成したいと思った場所にそのまま生成される。 外見や性能は知識と想像力に左右されるため、中世の見た目と性能のものが出る場合もあれば日本刀が生成される場合もある。 また、炎を纏わせたり軽量化したりといった所謂エンチャントも可能で、 生成時「炎を纏い、軽く、黒曜石のような切れ味で、非破壊の西洋刀」と装飾語を足した形でイメージするとその要件を満たしたものが生成できるといった形。 そこに何故発火するのか、何故軽量化するのかといった理由付けを付与することでより存在強度を高められる。 非現実的なものも再現できるアイテールだが、反面魔法や超能力に属した行為の再現はリアリティに欠けるため、存在強度は弱め。 想像力次第で有利差を打ち消すことも可能で、水を操る能力者と炎を操る能力者だと一見水の能力者に分があるように感じるが、 炎を操る能力者側が 「炎を操る事が出来、ライデンフロスト効果を起こすことで本体や武器等が濡れないようにし、空気の燃焼と気圧の操作を局所的に行うことで水の沸点を下げ、蒸発させて無力化する」 といった装飾を行ってアイテールを操作することで、有利差を覆すことも出来る。 生成される物質・現象の破壊力・影響力は、 「全人類が心のどこかに持っている普遍的な暴力衝動の範囲内」に自動的に制限される。 アイテールは「人類の夢を通じて蓄積された集合無意識の産物」であり、その具現化の上限は人類全体の共有されたイメージによって決まる。 これはアイテールを記憶媒体、所謂「アカシックレコード」として扱い、そこから情報を引き出しているような形となる。 「ヒトは、ぬいぐるみに感情を、雨音にメロディーを、システム・エラーに悪意を、骨のひび割れに神意を、夜空の星に神話の登場人物を読み取る、度し難い生き物である。」(問題解決大全、P382より) 殴る・蹴る・刺す・撃つといった「個人が日常的にイメージしうる殺傷行為や衝動」は、ほぼ全人類が心の奥底に持っているため、 アイテールはこれを忠実に再現できる。 しかし、核兵器・反物質・生物兵器・惑星規模の災害など「大多数の人間が実際に望まない・詳細に想像しない極端な破滅的現象」は、 人類総意として「極端に希薄」なイメージしか存在しない。 結果として、たとえ個人が強くイメージしても、アイテールは自動的に「それ以上は生成できない」限界にぶつかることになる。 この壁は「人類の集合的な拒絶反応」として機能し、生成を試みても再現を行うことが出来ない。 人が夢を見ている際に脳が生成したアイテールは、夢の世界の壁を越えて体外に微量排出されることがある。 人類が誕生して以来、アイテールは徐々に増加し、現代に至るまでに世界中の大気中に存在するほどに蓄積した。 しかし自発的に活性化することはなく、各時代における夢幽病からの帰還者によってのみ観測・行使されることが稀にあった。 これらの帰還者こそが、今に残る神話や民謡に登場する異能者である。 人々が見間違えた怪異や現象は、能力者の干渉によって再現されてしまったものだとされている。 故に、人が「かくあれ」と定義したものを、アイテールが形作っていたということになる。 物語前半では「R2境界」内での現実世界に波及しない限定的な戦闘が展開されるが、 物語後半では世界人口に比例したアイテール量の増加、インターネットの普及による不幸の共有と自覚と夢幽病の増加、 結果として地球上で活性化しているアイテール量が限界点を迎えたことで夢幽病患者を起点にした現実の世界への侵食が始まる。 これは世界中がR2境界化して人々の意識が囚われることに繋がり、最終的には夢の世界と現実の世界が融合してしまうことになる。 ・R2境界(REM-REAL Boundary)(あーるつーきょうかい)――――― アイテールが活性化し、空想と現実の境界が融和している状態。 境界内の人間は強制的に脳の状態が レム睡眠状態に切り替わり、現実の時間速度と大幅な乖離が生じる。 (現実世界の1秒がR2境界内では1時間以上に引き伸ばしたような感覚になる) 一般人がこの状態を認知する事は困難で、大気中のアイテールの動きを精密機器で検知する事でかろうじて把握が出来る程度。 アイテールを操作可能な人間が大気中のアイテールを活性化させてR2境界を作り出すことで初めて操作が可能になる。 即ち、空想と現実が混ざりあっているR2境界内でしかアイテールは操れない。 範囲は使用者の想像力と適応力、及び大気中のアイテール量に左右される。 アイテールの活性化にはアイテールの存在を知覚出来ることが大前提で、その上で各自所有する「スイッチ」を入れる事で活性化、R2境界が発現。 アイテールもR2境界内も一般人には認知出来ず、認知しているのは一部の「夢幽病」を克服した登場人物や組織のみ。 例えR2境界の中に一般人が踏み入っても動くことも何も起こすことはできず、アイテールを操作できる状態である事を知覚することもできない。 (明晰夢をよく見る人間はその限りではない。明晰夢を見る=夢の中限定だがアイテールを多少は行使できているため) 一般人がR2境界内で見た現象は摩訶不思議な現象、非現実的なもの、寝ぼけたとき一時的な夢のような感覚として認知され、 多くの人々は内容をすぐに忘れるが、稀に微量な記憶の持ち越しやそれによって意識の混濁が生じる「夢酔い」になることもある。 アイテールを操れる人間はその全てを記憶し、R2境界内で自在に動く事が可能。 複数人によって同時に展開されようとした場合、開かれるR2境界は必ず1つだけとなる。 その規模は1人で開くときよりも大規模な空間を範囲内として、境界内では各人の法則が入り乱れることになる。 能力者の想像力や意志の強さによって優劣が定められ、法則の押し付け合いと戦闘の果て、 最終的に最も影響力を持つ人間の法則が上書きされて境界内での唯一のルールとして適用される。 現実世界というレイヤーの上にアイテールを可視化した世界のレイヤーが重なる感覚。 大元は現実世界に相違ないが、その上のレイヤーでアイテールによる様々な 現象が起こすことが可能になる。 そのレイヤー内で破損した建物等があっても大元のレイヤー(現実世界)には変化が無いため、R2境界が閉じられると元の形に戻る。 これらの現象はエーテル旅行と非常に類似した現象であり、夢幽病患者の状態もこれに当たる。 R2境界内の活性化アイテールが使用されると、その分不活性化する。 つまりR2境界内のアイテール量が扱える上限値全てであり、永続的な展開や再度活性化するまで待つ、という戦法は不可能。 1人のスイッチで開ける境界のサイズは精々野球場ほどで、数人集まったとしても数倍の範囲内に収まる。 つまり、R2境界が開いていられる制限時間内でカウントを削って燃料にしながら戦うという様相になる。 燃料がなくなれば当然境界を維持するだけの力も無くなり、R2境界は自動的に閉じられる。 「MP」と「制限時間」と「フィールド維持コスト」が全部同じ燃料に紐づいている感じ。 …とはいえ、この制限ももし地球上全てがR2境界化するような事があればあって無いものになる。 夢を見ている状態の人々からは絶えずアイテールが析出し、不足することのない無限ループが完成する。 境界内で受けたダメージは覚醒後に現実の身体に幻肢痛のような形で引き継ぐ。 とはいえ傷口が残るわけではなく、脳が患部を怪我したままだと誤認してその部分に痛覚が生じる。 (夢にありがちな実際よりも痛くは感じない、くらいの若干和らいだ痛みにはなる) 戦闘で重傷を受けても死ぬことはないが、覚醒後にその規模の痛みが弱化して引き継がれるためその場から動けなくなるリスクもある他、 境界内で動くこと自体が脳に負担を掛ける行為である以上戦闘終了後の余力も考慮する必要がある。 また、その痛覚の度合いも人によって変化する。 男性が生理痛を想像できず、骨折したこと無い人がその痛みを想像できないようにその結果が齎す痛みが 想像できるか否かで増減し、大きな攻撃でも知識や想像力如何によってかすり傷になったり致命傷になったりする。 R2境界を何度も開けば訓練も作戦会議も出来るのでは?という問いについて。 R2境界はアイテールを燃料にする以上、展開していられる時間に限りがある。 さらに展開範囲の精密な指定は難しく、基本的には野球場ほどの広さがデフォルトになる。 つまり、自分たちだけを範囲内に収めることは難しく、一般人を巻き込んでしまう危険がある。 巻き込まれた一般人には、夢酔いのような症状を植え付けてしまう可能性もある。 では、無人の場所で行えばよいのではないか。 これももっともな疑問である。 しかし、R2境界内で消費されたアイテールは、不活性化する際に構造化に使われたエネルギーや情報秩序を失い、 熱・電磁ノイズ・物質劣化などの形で現実世界へ散逸する。 Re:Creators的に言えば、これは一種の「修正力」に近い。 その影響は物質の腐食のような微細なものに留まる場合もあるが、 発火現象、電波障害、停電など、事故に直結する現象として現れることもある。 故にR2境界の乱用は人命に波及しかねないため、ライトメアメンバーは急務、あるいは他に手段がない状況を除きR2境界の使用を自制している。 後半、テイパーとの技術協力により、R2境界の限定展開と不活性化散逸への対処を前提とした専用施設が整備される。 施設内では境界範囲を狭く固定し、発生する精算熱や電磁ノイズを吸収・分散することで、訓練や救助作戦の事前検証が可能となる。 ただし、これはあくまで厳重に管理された環境下でのみ成立する例外措置であり、 R2境界を日常的な訓練場や作戦会議室として利用できるようになったわけではない。 技術が一般に漏洩すれば、夢幽病の人為的誘発、軍事転用、社会混乱、模倣犯罪などを招く危険がある。 そのためライトメアとテイパーは、R2境界制御技術を一般社会には公開せず、 医療・救助・対境界災害対応に限定して運用する協定を結んでいる。 ・R3ノード(REM-Real-Recode Node)(あーるすりーのーど)――――― ライトメアのメンバーが開発した、夢幽病患者の意識と接続して双方向でのコンタクトが可能になる装置。 対象者の頭部に装着し、脳波と活性化しているアイテールの動きを捉えて、現実世界で扱える映像・音声データへとRecode(再符号化)する。 それをPCのような映像音声出力デバイスに接続することでどんな夢を見ているか、どんな精神状態かを確認できる。 対象者次第ではカメラも追加で繋げることで、夢幽病に罹った状態で現実世界を認識、コンタクトを取ることが可能。 ただ、開発段階では観測や変換に要する時間によるタイムラグや、映像や音声へのノイズが乗ってしまう場合があったが後の改良により精度が飛躍的に向上した。 ノードを通してのみコミュニケーションが可能で、使用すると夢の世界からはテレパシーのような感じで外の世界と交信でき、 R2境界内では装置とどれだけ距離が離れていても通信が可能になる。 ・夢酔い(Dream Sickness)――――― アイテールの耐性がない人間がR2境界に巻き込まれた際、解放時に訴えることが多い症状。 視界の歪みや倦怠感、 記憶の混濁が主な主訴。 また、強制的に脳に干渉された影響で目前の出来事を既に知っていると知覚するデジャヴを引き起こす場合もある。 ・スイッチ(Switch)――――― 映画「インセプション」で登場するトーテムのように、アイテールを操作出来る人間はそれに起因するパーソナルアイテムである「スイッチ」を所持している。 それを身に付けている状態でのみR2境界を開くことが可能で、スイッチの使い方は人によって様々。 無意識なR2境界発現を望まない者は明確に現象を引き起こすキーワード作ったり、 またキーワードの発言無しにスイッチを手に持って念じることで引き起こす者もいる。 スイッチは「夢幽病」によって自身の「夢の世界」に囚われた後、自らの意思で目覚めた者だけが持つ特殊なアイテムで、 脱出の折に夢の世界から直接現実世界に持ち越したものであり、名実ともに常時活性化したアイテールで構成された物質。 これを使って大気中のアイテールに干渉することで共振して互いに影響を及ぼし、R2境界が展開される。 スイッチもアイテールによって形作られた物質のため一般人には見えず、能力者にしか見えないため 限定的ではあるが所有しているかしていないか、見えるか見えないかでお互いが能力者であるかを測れる指標になる。 アイテールは現実では見えず、(スイッチという特例を除き)基本的に現実世界に持ち越せない物質であるというのが物語のキーであり、 この壁を破壊して何でも出来るアイテールを使って不老不死や破壊行為を目論む者や、 夢幽病に陥った人々を守れるようにR2境界を独立した時間軸として現実世界の時間の流れと両立させようとする者など様々な人物が登場する。 (アイテールの持ち出しと乱用は現実世界の時間間隔や物理法則の崩壊、空想の生物の権限等を招くリスクが有る。) ・夢の世界(DreamWorld)――――― 睡眠中の人の意識が存在する場所。 夢を見るメカニズムは既に解明されていたはずだったが、アイテールの発見と夢幽病患者の増加に伴う研究の見直しによって、 「睡眠中の脳が作り出したアイテールによって意識が閉じ込められている状態」という事が判明。 脳がレム睡眠・ノンレム睡眠状態にある時にアイテールが生成されて意識を閉じ込める夢の世界を作り出し、 そこではR2境界発動時のように常時活性化したアイテールで満たされている、というもの。 故にR2境界内での重力が弱く走りにくい、空を飛べる、痛みが鈍い、視界がぼやける、思ったことが出来る(明晰夢)といった特徴が 人が見る夢の特徴と類似しており、アイテールに満たされた境界内に入った人間の脳の状態が寝ていると誤検知することで レム睡眠・ノンレム睡眠状態に切り替わってしまうというカラクリだった。 ・オムニヴァース(OmniVerse)――――― 「R3ノード」を使用して夢幽病患者の意識をインターネットと接続、 分断された患者個人間での繋がりと現実との繋がりを実現、夢幽病の治療とリハビリを目的とした仮想空間。 名称はアイテール同様、とあるライトノベルに記述された世界構造から取られている。 内部の性質は夢の世界と同様で、世界中にスケールアップしたような形。 一般人もVR機器を用いてインターネットに接続することで介入が可能。 物語完結後ライトメアとテイパーによって完成。 両組織によって管理されており、現実と夢の妥協点として落ち着いた形となる。 ・夢幽病(PSS = Persistent Sleeping State)――――― 精神・身体共に酷く摩耗し、深い現実逃避の傾向が見られる人間が脳の防衛本能によって稀に生じる、睡眠状態からの覚醒が困難になる症状を指す。 夢に幽閉される病から「夢幽病」と名付けられた。 現代医学を持ってしても完治した例はほぼ無く、実質的な植物状態、不治の病と言っても差し支えない。 完治が見込まれない要因としては患者本人の意識が現実を拒んでいるという点が大きく、 能力者による外部からのアプローチによって意識を取り戻させた例はあるものの、その後自殺未遂を行い再び夢幽病に陥ってしまった。 患者の精神的苦痛は根の浅いものではなく、通常の心的療法で解決するほど容易ではない事が察せられる。 更に厄介なのが、精神的負担が蓄積した結果発病する蓄積型と、 失恋や不幸など一時的な精神的負担の高まりでも発病する突発型の二種類が存在するという点。 患者の意識は常に夢を見ている状態になっており、現実世界の時間間隔と比較して膨大な時間を追体験している事が判明しており、 その夢は患者本人が忌避するものの存在しない、あるいは極度に少ない本人にとって居心地の良い場所となっており、 追い込まれたメンタルを回復、逃避の継続のために無意識で行われているものと推察されている。 夢幽病に陥った人の意識が夢の世界にたどり着いたとき、それ以前の記憶が曖昧になる。 (夢幽病に陥ることになった所以や実際に意識を失う過程など。) そのうえで夢の世界では夢幽病に陥ることになった要因、責任など精神的なものから痛みなど物理的なものまで 存在しないか、現れてもごく小さな要素となる。 完治の条件はその「何かが足りない」という違和感に気づき(夢だと自覚し)、その違和感を自分が避けてきたものだと認識し、 夢の世界の中で「現実と向き合う」事。 追記: 事実として、自殺という手段に至る前に夢幽病に罹患する者が急増した結果、世界的な自殺者数が大幅に減少しているという統計が存在する。 ・ライトメア(LightMare / WriteMare)――――― 複数の意味を持つ。 @ ライトメア(WriteMare) =「描かれた夢」の意。 前作のタイトルであり、遙花が執筆したライトノベルのタイトルでもある。 読者が見てきた物語「ライトメア」、それこそが彼女の経験した実体験を執筆した回願録「ライトメア」(WriteMare)だったというメタ的回収をされる。 @ ライトメア(LightMare) =「明るい夢」の意。 本作のタイトルであり、遙花が立ち上げた組織の名称でもある。 作中では基本的にカタカナ表記の「ライトメア」を一貫して用いる。 以降は組織としてのライトメアについての解説。 遙花によって観測されたアイテールと夢幽病患者の増加に伴い設立された対策本部で、アイテール能力者によって構成された小規模な組織。 第二桜高校の地下を改装して利用している。 「夢は夢のままで」を組織の理念とし、アイテールの消失とそれが不可能な場合の独占・隠匿を目的とする。 アイテールが現実世界でも使えるようになれば、食料問題が解決、不治の病が治り、不老不死になり、何にも困らない生活が手に入り、 全ての人間が幸せに暮らせる世界が来るかもしれない。 美莉愛はその理想を当初は肯定していたが、アイテールの量の限界も分からず、壁が壊れた際の被害も分からず、 その存在が世間に知られた際の混乱の規模も予想できず、上手く行ったとしてもその果に待つのは文化と進化の停滞が訪れた世界であり、 それが正しいかを断定するのは難しく、故に夢と現実は別であるべきである、というのがライトメアの思想。 故に、現在悪用しようとしているものに対して 「一時的、限定的なもの、いずれ決別すべきもの」として自身らもアイテールを行使して立ち向かっているという形となる。 遙花の意向で、意見が分かれた際は某パーティーゲームの勝敗で決めている。 3ストアイテム無し終点化。 大体、那月のいるチームが勝つ。 遙花:仮面を付けた怪盗。堅実で強いが、那月にはボコボコにされる。 美莉愛:ピンクで丸いキャラ。ゲームは基本的に苦手で、ふよふよ漂っていつの間にかストックを無くしている。 那月:四角い体のクラフター。キャラ選もガチ。煽り性能込みでぶっちぎりで強い。 和沙:配管工の兄の方。昔の感覚でやって普通に負ける。 時臣:黒いシルエットの彼。操作説明を読んでから始めるが、なぜか堅実に強くなる。やたら9を出して詰めてくる。 優希:仮面を付けた方の丸いキャラ。美莉愛を守ろうとしてチーム戦で変な動きをするが、最終的に上手い。 美莉愛「ゆーくんごめんね、わたし落ちちゃった……」 優希「みぃ、ごめんね。次はちゃんと守るね」 那月『これ恋愛シミュレーションじゃないんだよね』 遙花「オイィィィ!!今避けたやろ!!!」 那月『悲しいけど、これ戦争なのよね』 和沙「64のときゃ長中の緋山って通り名…グワァァーーー!!」 時臣「おや、また9が出た。これが強いんだね」 連絡アプリのアイコンや名前の個性もまばら。 遙花:「遙花」。おしゃれなカフェに編集さんと行った時に撮ってもらった写真。気合い入れた服装してる。 美莉愛:「MILLIA」。縁日に幼馴染くんとピースしてる二人の手の写真。 那月:「NATSU♪」。好きなアニメキャラの画像。 和沙:「kazu」。好きな女優の写真。 時臣:「千々石時臣」。デフォルトで用意されてる犬の写真。 優希:「YUKI」。海で美莉愛と手を繋いでいる二人の手の写真。 ・テイパー(TAPIR)(Threshold Anomaly Prevention Investigation Response)(境界異常予防調査即応部隊) 政府によって急遽設立されたアイテールに対応する手段として、国防省と国家公安委員会の管轄外で動かす特殊部隊。 獏(ばく)をロゴマークに採用しており、諜報機関や自衛隊・警視庁出身者で夢幽病が完治した者を中心に構成されている。 「夢を現実に」を組織の理念とし、アイテールを現実世界で永続的に活性化させる手段を模索している。 # 夢幽病患者の治療法と人為的な罹患法の模索 # アイテールを用いた量子通信技術や反重力機構、核融合といったオーバーテクノロジー擁立の模索 # アイテールを用いた武力攻撃やテロリズム、空想具現化に対応する防衛手段としての武力の行使 等を掲げている。 「夢は夢のままで」という理念を標榜するライトメアとは真っ向から思想で対立しており、直接的な衝突は発生していないが、 お互いの監視や技術や情報の奪取など水面下でデジタル面で軋轢が生じている。 物語終盤、世界中のアイテールが活性化したことで人々の意識は夢の世界に囚われる。 指揮系統が麻痺したテイパーはライトメアと交渉し、共同戦線を展開。 夢の世界はライトメア、現実の世界はテイパーが担当する形で挟撃作戦を展開する。 テイパーはライトメアとは別のルート及びアプローチで研究を進めているため、一部を除き名称が異なる。 ライトメア / テイパー アイテール = アイテール R2境界 = E-M Belt(Ether-Materialization Belt)(いーえむべると) スイッチ = アンカー(Anchor) 夢幽病 = PSS オムニヴァース = CDN(Collective Dream Network)(しーでぃーえぬ) 夢の世界 = A‐Layer(Astral Layer)(あすとらるれいやー) アリストテレスも同様で、彼ら現代組と名称が根本的に異なる。 アイテール = エーテル R2境界 = コスモス スイッチ = ポロス 夢幽病 = フィトン(病ではなく罹患した人間を指す) オムニヴァース = なし 夢の世界 = オネイロス ・登場人物(Character)――――― ###ライトメア### 各キャラクターの本名には五大元素に関する字が入っており、 コードネームは夢と現実、意識、時間といったテーマを持つ映画から取られ、遙花によって名付けられている。 @ 雨宮 遙花 (あまみや はるか) コードネーム:レインメイカー(RainMaker) cv.上田麗奈 女性、19歳。 第二桜高校のOB。 一人称は「私」。 誕生日は「8月19日」 血液型は「O型」 身長は「165cm」 元素は「雨」→「水」。 好きな食べ物は濃厚胡麻担々麺と美莉愛の手料理。 好きなものは「イラスト」、苦手なものは「初対面の異性と話すこと」。 好きな香水はクリスチャン・ルブタンの「ルビファンク」。 好きな生き物は「オオスカシバ」。 好きなスポーツは「水泳」。 休日の過ごし方は「部屋着/下着姿でダラダラと筆を執る」。 持ち物・鞄の中身は「万が一足りないと嫌だからと余計なものまで入れる」。 スマホ/PCの使い方は「常に付けて使ってる。整理はできてる」。 部屋・机の状態は「雑多な状態ときれいな状態をずっと循環してる」。 お金の使い方は「使えるだけ使って貯金できない」。 翡翠色のウルフカットで所々紫色のポイントカラーが入っており、たまに後ろ髪を括ったりしている。 青い瞳も綺麗で、頭頂部から伸びる長いアホ毛がチャームポイント。 R2境界を展開、アイテールと反応すると服はオルロージェのような服装に、 髪色は白髪に、瞳の色は彼女の赤い色彩と混ざって紫色へと変化する。 前作では不健康な食生活と生活リズムで精神的にも身体的にも華奢で弱々しいイメージが拭えなかったが、 2年の歳月を経て改善。女性的な整ったスタイルを手にしている。 しかしながら年下の美莉愛には大差をつけて敗北しており、彼女の食べてもなかなか太らない体質や その抜群のプロポーションを羨ましがっていたりする。 嫌いな食べ物は特に無いが、執筆のために引きこもりがちなのが祟ってフードデリバリーに頼りきりだったり栄養が偏ったりしがち。 「少し前までは自炊してたんだけどねぇ…」という言い訳をするも美莉愛は耳を貸さず、たまに手料理を振る舞っている。 つい創作に没頭した結果風呂キャンする形になり、絶句した美莉愛にお風呂につれていかれる事も。 アニメ、漫画、映画、ゲームなど幅広いサブカルチャーを広く浅く嗜んでおり、 彼女の好む「正しさとはなにか」「時間が齎す関係の変動」といったテーマはWriteMare内の世界観に色濃く影響している。 前作「ライトメア(WriteMare)」の主人公で本作主人公を導く指導者の立ち位置。 クールかつ飄々としたお姉さんキャラを演じているが、昔の温和で優しい性格が抜けきれておらず 肝心なところでミスをしたり、素が出てしまったりと不器用なところもあるが、皆を導くリーダーの素質には遜色ない。 17歳の頃、夢幽病に罹患するも「理想の自分」に打ち勝って夢幽病から回復した数少ない能力者の1人で、 自身が作り出した創作キャラクターの能力を借りて戦う。 上限はアイテール量に左右される上、借り物故に威力は本人の扱うものより弱体化してはいるが、手数と戦略幅でカバーしている。 「占星術由来の星の力を電気と重力に変換して操る能力」 「嫉妬の感情を炎に、孤独の感情を氷に変換して操る能力」 「機械やシステムを奪取出来るナノマシンを生成、操作する能力」 「自身の血液を操る能力」 等扱える能力は多岐に渡り、その想像力と経験値から物語開始時点で最も巧みにアイテールを使いこなすことが出来る人物でもある。 ・被造物の力を借りる場合のカタログスペック オルロージェ/燃費は最高。血液を操れるようになるが、能力行使時に痛覚が生じる。無茶すると貧血に似た症状になる。 エルス/燃費は最悪。地球の力を電気の力に変換して使えるが、使用するとその境界内ではエルスの力しか使えなくなる。 セレナ/燃費は少し悪い。月の力を爆破属性の力に変換して使え、治癒魔法も使えるが、使用するとその境界内ではセレナの力しか使えなくなる。 シオ/燃費はエルス以上に最悪。ブラックホールの力を光と重力に変換して使えるが、使用するとその境界内ではシオの力しか使えなくなる上、アイテールが瞬時に枯渇する。基本的に使用しないか、出力を著しく絞る必要がある。 アリス/燃費は悪い。感情も追加でバフ掛けした炎を操れるようになるが、嫉妬の感情が増して精神面がやや不安定になる。 ノア・ヴァーヴェル/燃費はかなりいい。機械的な武装の構築や身体強化で戦えるが、五感や身体感覚が鈍る。 借りる場合は呼び出すよりも燃費を抑えられるが、負債が生じ、直接遙花の身体に掛かる。 必殺技は「リ・クリエイト(Recreate)」。 自身の被造物を一人呼び出し、一緒に戦う。 Fate/Grand Orderの「簡易召喚」やジョジョの奇妙な冒険の「幽波紋」が近い。 被造物の記憶は遙花の脳内設定に準じ、戦闘力は遙花が執筆し世に公開されて読者に認知されている「今」の被造物の能力に左右される。 能力自体は複数人呼び出せるが、戦闘する前にアイテールが枯渇してしまうため実質一人に制限されている。 世界中がR2境界内になる、なんてことがあればその限りではない。 基本的にはイメージした被造物を呼び出せるが、呼び出される側のR2境界内の状況も被造物たちから見えているので 出たくない時は他の誰かが応じたり、呼び出されたのとは違う他の誰かが勝手に応じたりする。大体あたしちゃんが悪さする。 ・被造物を呼び出す場合のカタログスペック オルロージェ/燃費は最高。血液を操るということは自身を構成しているアイテールをそのまま変形させるだけなので消費は基本無い。ただしR2境界内は世界の集合知が基本になっているので、以前のように血液を使いすぎる無茶は出来ず、貧血になる。 エルス/燃費は最悪だが1:1の制圧力はピカイチ。宇宙が既に科学で解明されているため少々のデバフは乗るが、地球との距離に応じたバフは健在。 セレナ/燃費は少し悪いが、稀有な治癒能力を扱える。現実世界に戻った際のダメージ軽減を行える他、爆発魔法による攻撃にも手厚い。 シオ/燃費は最悪なんてものではない。最凶。彼が能力を使えば瞬時にアイテールを枯渇させる。観測・解明が進んでいてかつ現実にも存在するEHTの存在と認識能力によって出力はアステライア時以上を誇る。しかし彼は専ら乗り気ではないので、本当に世界が終わりそうな時くらいにしか手を貸さない。燃費を考えてという説得も聞いてくれない。 アリス/燃費は悪いが1:多の盤面を容易に覆せる、科学的/非科学的存在強度に加えて彼女自身の感情もバフとして乗るため火力は十全。ただし言うことはあんまり聞いてくれない。 ノア/燃費はかなりいい。アイテールをそのままナノマシンに解釈して使用し、武装を創造したり、相手が機械を使う場合ハッキングも出来る。ヴァーヴェルと比べて防御特化。 ヴァーヴェル/燃費はかなりいい。基本的にはノアと同じだがこちらは火力・戦闘寄りに特化している。また原作設定に準じて遙花の身に宿る形になるため、身体を作り出すアイテール量の節約になり彼が戦闘しなければもう一人呼び出せる。その際は呼び出すだけ呼び出してナビ扱いしている。 シオの補足:アステライアでは、天動説と地動説の二側面を持つ世界観の中で、彼の星は「見えてはいけない暗黒の巨星」として扱われていた。 しかし現実世界では、宇宙は地動説を前提とした現代天文学によって理解されており、さらにEHTによってブラックホールの姿が人類規模で共有されている。 そのため、シオの力は被造物としては例外的に、原作世界よりも現実のR2境界内で高い存在強度を得る。 終盤では人々がヒーローを求めたことで非科学的存在強度が跳ね上がり、ライトメアメンバーの能力が凄まじく強化される。 全世界でおびただしい量のアイテールが活性化していることで、全ての被造物を呼び出せるほどのコンディションとなるが、遙花はあくまで裏方。 出現し続ける敵に対してこちらのマンパワーが足りないという展開になり、彼女が嘗ての仲間や立場を違えた被造物達と協力する。 彼女の能力はリアリティで言えば現実と大きく乖離した現象を起こすものではあるが、 著作が多くの人々に認知されており、そのイメージも集合知として確立していることからさながら「Fate」シリーズの知名度補正のような形で 最悪の燃費→ある程度の威力 から そこそこの燃費→かなりの威力 まで底上げされている。 ただ、これは既存の人類史とともに裏付けされ定着してきた集合知とは違い、 近年定着したという背景もあり人々のイメージによって上下する強度の振れ幅が大きいため注意が必要。 遙花「この前SNSで炎上してからさ、若干燃費も威力も不調なんだよね…」 美莉愛「公式でカップリングイラストを投稿するのはさすがに…」 那月『そりゃカプ厨も怒るよ』 性質上、自身の創作物の認知度や読者の共有イメージが戦闘時の出力に直結するため、 コミケやコミティアなどの即売会にも積極的に申し込んでいる。 もっとも、壁サーとして一定の知名度を得た現在でも、創作者特有の追い込みでしか本領を発揮できなかったり、 何かと言い訳をつけて筆を握らなかったりと、二年前の悪癖が完全に治ったわけではない様子。 そのたびに、どこかでオルロージェもため息をついている……はず。 また、締切に敗北した際に首から下げる「新刊落としました」「私はダメ人間です」といった自虐プラカードは、 ファンの間ではもはや雨宮遙花といえばの名物、お家芸と化している。 イベント会場では「オルロージェに管理してもらえ」「だめみや」「進歩ダメそう」「聞くまでもなくダメそう」などと 愛ある揶揄を飛ばされることもしばしば。 締切や作戦後の反動でメンタルが限界を迎えると、たまに美莉愛に抱きついて情けなく泣きついている姿が目撃されるらしい。 そのたびに美莉愛はニコニコ笑いながら頭を撫でており、周囲からは「どっちが年上だ」と呆れられている。 ただし、美莉愛に「手伝いましょうか?」と言われた時だけは、「いや、大丈夫」とスンッとして立ち上がる。 美莉愛の画力が要因なのか、彼女の作家としての矜持なのかは不明。 生活習慣は二年前より改善しているものの、締切前になるとエナジードリンクと睡眠不足に頼る悪癖が顔を出す。 そのたびに美莉愛から「また飲みましたね!?」と叱られ、和沙からは養護教諭として冷静に没収されている。 本人は「昔よりはマシ」と主張しているが、周囲からは「比較対象が悪すぎる」と一蹴されている。 美莉愛「遙花さん? またエナジードリンク飲みましたね?」 遙花「一本だけだよ」 美莉愛「机の下に四本あります」 遙花「……一本ずつ飲んだ」 美莉愛「スパンの話じゃないです!!」 遙花「みりあちゃん達が来てからさ、純愛っていいなって思い始めたの」 那月『今までどんなジャンルが好きだったのさ?』 遙花「………聞きたい?」 那月『………いや、いいや』 果たして何のジャンルが好きだったのか? それは遙花の裏垢のフォロー欄を見れば自ずと分かるだろう。 「性癖の"王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)"」とは那月の言。 即売会参加時、美莉愛の売り子勧誘に成功した際は自スペースを彼女に託して推し作家の薄い本集めに奔走しているらしい。 あらゆるジャンルにカップリング。黒くてデカいバックを携えて。 余談だが、がるまにの購入履歴が一番多いらしい。 柄でもないのにたまに自己顕示欲に負けて自撮りを投稿しそうになっては取りやめて悶絶している。 容姿は全く悪くない、むしろ整っているが高校時代は控えめな性格と精神的に疲弊していたことからモテることはなかった。 故に自身の魅力についてまだ懐疑的であり、あまり自信はないが褒められると結構喜ぶ。 美莉愛「えっ!遙花先生いつもと髪型違う!かわいい~!!」 遙花「オッ…え、ああ、そっそうかな…??///」 酒にめっぽう弱い上に泣上戸。 一時期ものは試しとエナジードリンクとお酒を混ぜて飲んでみてはいたが、朝起きると全く作業が進んでいなかったので封印した。 各キャラクターとの関係 ・美莉愛 自身のファンにして愛弟子。出会ってすぐの頃こそ「雨宮先生」「星乃さん」と呼び合うような堅苦しい雰囲気だったが、 その後一緒に過ごすにつれて「遙花さん」「美莉愛ちゃん」と呼び合うほどに仲が深まる。 理路整然としたクールな先達として振る舞うよう心がけてはいるが、美莉愛の健気さに絆されてかなり甘く接してしまっている。 かつては弱さを隠すために夢へ逃げた少女が、今では頼れる仲間と、弱さを見せても帰ってこられる場所を持っている。 スイッチはドリームキャッチャー。 コードネームの由来は「未来の自分と対峙する物語」である映画「ルーパー(LOOPER)」の悪役から。 「私の名前は遙花。君を救いに来たヒーローさ」 「ちょちょ、ちょっと待って!聞いてないよわたし!?」 「ごめんね。キミの野望は阻止させてもらうよ」 イメージ曲 ポラリス /BLUE ENCOUNT 遙花のヒーロー活動は表面上 「オルロージェならこうする」 「自分にできる範囲で誰かを救う」 という模範的な行動に見えるが、根底にあるのは 「両親を救いたい」 「夢幽病を解明したい」 「両親を奪ったものに辿り着きたい」 という個人的な願いで、彼女自身はラスボスの理想を真っ向から否定できない揺らぎがある。 …オルロージェが「ボクの名前はオルロージェ。キミをすくいに来たヒーローさ」と「すくい」を平仮名にしているのは 「救い」であり、「済い」であり、同時に彼女を現実から「掬い」にきたという背景があり、単なる現実的な救済だけではなかった。 だからこそ、成長した遙花は導き出した答えを基に「私の名前は遙花。君を救いに来たヒーローさ」 と庇護対象に向き合って現実的な救済を行うという意味で「救う」と言う漢字を用いている。 @ 星乃 美莉愛 (ほしの みりあ) コードネーム:アリアドネ(Ariadne) cv.伊藤静 女性、17歳。 一人称は「わたし」。家では「みぃ」。 誕生日は「4月12日」 血液型は「A型」 身長は「168cm」 元素は「星」→「空気」。 好きな食べ物はレアチーズケーキ。 嫌いな食べ物はない。強いて言うなら虫料理は流石に躊躇する。 好きなものは「カラオケ」、苦手なものは「虫/爬虫類」。 好きな香水は遙花からプレゼントで貰ったクリスチャン・ルブタンの「ルビドゥー」。 好きな生き物は「ゴールデンレトリバー」。 好きなスポーツは「バスケ」。 休日の過ごし方は「友だちと遊ぶ/優希とデート」。 持ち物・鞄の中身は「ポーチや肩掛けバッグに入るようにスマートで最小限に抑える」。 スマホ/PCの使い方は「機械オンチ故に連絡と動画視聴くらいにしか使わない」。 部屋・机の状態は「可愛いものを配置しつつかなり綺麗にまとまっている」。 お金の使い方は「しっかり貯金、食費と好きなものには我慢せず使う。」。 父 星乃 辰美 (ほしの たつみ) 母 星乃(小野田) 絵莉 (おのだ えり) 彼女の名前は父から「美」を貰い、母から「莉」、そこに「愛」を受けた形になる。 両親は大学時代に出会い、バンドを組んで活動していた。 そして学生の時に妊娠。所謂デキ婚でスピード結婚し、美莉愛が生まれ今に至る。 現在では音楽系事務所を立ち上げ、夫婦二人体制で運営している。 @絵莉 大学時代はショートカットで前髪を分け、ピアスもバチバチ、喫煙もする、飲酒もしまくる。パンツスタイルでボーイッシュ。 クールでナンパにやってくる男に一ミリも靡かずに撃退する鉄の女だった。 しかしある日、辰美がナンパにやってきて一変する。 美人な絵莉に何度も諦めずアプローチを続け、バンドへ誘い、気づいた頃には彼女はボーカルになっていた。 明るく、諦めず、優しい辰美に絆されて彼の告白を受け入れることになる。 ・・・といったやんちゃなイメージはもう昔の話で、今は美莉愛と同じく長く伸ばした髪をポニーテールで括っている、ほわほわして優しいお母さん。 ピアスも、喫煙も美莉愛を授かったときからきっぱりとやめている。 娘とお出かけすると姉妹と勘違いされてはしゃいだり、彼氏の優希が遊びに来るときには張り切ってお出迎えしたりする。 美莉愛のスタイルも、欲求も、歌の才能も母の血を色濃く引き継いでいる。 @辰美 大学時代はナンパに生涯を費やしていた軽い男。しかし付き合い始めるとちゃんと誠実な本当に良くない男。 ある日見かけた絵莉に一目惚れして猛アプローチし、諦めた彼女と交際関係になった。 そこからはバンドを作り、美莉愛を授かり、結婚し、卒業しと夫婦で波乱万丈な経験をしたが今はしっかりと落ち着いた生活をしている。 娘の彼氏に冷たい父親像には当たらず、彼には息子のように接しており二人でのお出かけも普通に認めている。 優希の両親とも十年来の仲で、家族ぐるみで旅行に行ったりBBQしたりする仲なので、カップルは親公認かつ信頼された健全な関係。 美莉愛の底知れぬ明るさも、楽器の才能も、そして芸術的な絵のセンスも。父の血を色濃く引き継いでいる。 ブロンドのぱっつんにした前髪と、お尻くらいまで伸びた後ろ髪をシュシュで束ねたヘアスタイル。 横から伸ばした触覚ヘアと頭頂部からぴょこんと伸びるアホ毛がチャームポイントで、きれいな碧眼をしている。 またスタイルも抜群で、その女性の目も引くような細い部分を残しつつ豊満な身体は遙花をして 「薄い本から出てきたのかと思った」と言わしめるほど。 本作における主人公。第二桜高校2年生。 両親にこれでもかというほどに甘やかされて育った箱入り娘。一人っ子。 学業は優秀。生徒会役員で、女子バスケ部の次期エースを期待されている天真爛漫で優しい女の子。 歌と楽器が扱うのが得意で、小さい頃はアイドルが将来の夢の1つだったほど。 夢のもう1つはプリキュアになる事で、今でも「誰かに手を差し伸べる正しさ」を胸に秘めている。 反面、絵の方は壊滅的…もとい芸術的で、「はいだしょうこ二世」とか揶揄される。 美莉愛「ね~のんちゃん!お絵かきしりとりしよっ!」 のの「え~…そもそも始まんないじゃん。美莉愛からスタートしたら」 家族や友達の皆から「食いしん坊」の箔を付けられるほど食べたり料理することが大好きで、 お菓子を引き換えに友達にお手伝いを頼まれたり、放課後にスイーツを食べに行ったり、 仲間と食べ物関係でしょうもない言い合いをしたりとその食い意地は一級品。一口もかなりデカい。 本人曰く「口いっぱいに頬張ってる時間が一番幸せ」とのこと。 「もっもっ」とか「くぴくぴ」とかいう効果音がしそうなくらい美味しそうに飲食する。 遙花「なんで太らないの…?」 那月『全部胸と尻に吸われてるんだよね』 美莉愛「ね゛ぇ……(ワナワナ)」 無自覚な魅力アピールに周囲は酔わされているが、当の本人は「手フェチ」「血管フェチ」「匂いフェチ」とかなりの素質がある。 お風呂が大好きで長風呂。誰が言ったか、しずかちゃん並とのこと。 寒さに弱くて朝にも弱い。毎日シワシワのピカチュウみたいな顔をして教室に入ってくる姿は最早恒例。 冬の朝はぺしょぺしょになって眠気眼の美莉愛を優希が迎えに来ては髪型セットしてくれたりされている。 基本的に生き物は好きだが、何故か懐かれない。 ハピエン厨で純愛以外認めない。運命の出会いが大好物でハーレムを敵視している。 NTRの概念を初めて知った時はあまりのショックに一日間食事が喉を通らなかったらしい。 同じく浮気や不倫物も苦手なのでもしそういう展開になったら否応なく視聴を止める。 最近はあまりにも警戒しすぎて聖奈に先に展開を聞いてから見たりする。騙されて見せられることもある。 美莉愛「なっちゃん、これ大丈夫? ちゃんと最後まで一途・・・?」 聖奈「大丈夫大丈夫!んごでも安心して見れるやつだよ♡」 美莉愛「ほんと?」 聖奈「うん。序盤は」 美莉愛「序盤は!?」 のの「ちなみに中盤で許婚と元カノと行きずりになった先輩が出てくる」 美莉愛「てんこもりすぎない!?」 和沙「まぁ、いろんな性癖の人間がいるわな」 そういって参考書籍を取り出し、表紙を見やる。そこにはどこか見覚えのある名前。雨宮遙── 和沙はそっと書籍を置き、頭を抱えた。 ある日、意図せず学校地下のライトメアの基地に迷い込んでしまい、 メンバーと一時戦闘態勢になるもアイテールに対する素質と秘密組織への憧れ、遙花へのファンガールっぷり等が白熱し、やや強引な形で加入。 ライトメアの大ファンで遙花のことを心から慕っており、R2境界内で着用するコスチュームは彼女の創作キャラの衣装をモチーフにしている程。 表立った特殊能力は無いが、通常初めて足を踏み入れたR2境界内では歩くこともままならない者もいる中で自在に走りまわることが出来たり、 他人が構築した構造物や法則に干渉したりと序盤からイレギュラーな力を発揮する。 夢幽病に罹患した記憶もなく、アイテールに造詣が深い訳では無いが、WriteMareの世界観を理解していることもあり アイテールの視認や操作、R2境界の開閉に関しては熟練者である遙花を凌ぐセンスと耐性を持つ。 ただし匙加減を上手く調整できないため、大ポカをやらかすこともある愛されトラブルメーカー。 生徒会長として頑張るクラスのリーダーとしての側面の他に、ニチアサ番組やヒーロー物のサブカルコンテンツを好む年相応の側面も持つ。 幾多の出会いと衝突の果てに、彼女の歩んだ軌跡が夢の世界という迷宮から人々を救い出す『アリアドネの糸』となることを、美莉愛はまだ知らない。 戦闘スタイルは某プリティでキュアキュアな女児アニメ宜しく純粋なステゴロ。 創意工夫による手数や戦術を構築するアイテールを用いた戦闘において 純粋な肉体強化を行うものは珍しく、一部の人間からは「ゴリラ」と呼ばれている。(本人は頬を膨らませて憤慨している) 「う~ん、よくわかんないけど叩いたら治るでしょっ!(強烈な破壊音)」 …このようにアナログ的な考え方が良くも悪くも直感的なアイテールの操作センスに紐づいている。 リアリティと理論が強さの位置づけを行う世界において彼女のスタイルは一見弱そうにも見えるが、 「ヒーローは総じて頑丈である」という世界中の人々の現代的な認識を利用して 強力な非科学的存在強度をフルで使用している形となっているため、理屈付がなくとも十全な強さを生んでいる。 副次的とは言え、彼女の妄信的とも言えるヒーローへの憧れや解像度もその強さを後押しする一端となっている。 彼女は「ヒーローとはどうあるべきか」を理屈ではなく信仰に近い形で理解しており、 その確信がアイテールの非科学的存在強度をさらに押し上げている。 美莉愛「わたしには分かるんです…オルロージェなら、そうする…!」 遙花「あ~…う~ん…確かにそうするだろうけどさ…」 とはいえ、ヒーローという概念を常にヴェールのように纏っている形になっており、常にアイテールを消費し続けるため燃費がいいわけではない。 更には、「頑丈」というのは「我慢できること」「傷ついても立ち上がること」という風に美莉愛は解釈しているため、 大幅なダメージカット等を望めるわけではない。 「えへへ、このくらいへっちゃら!オルロージェもこのくらいでへこたれたりしないんだから!」 遙花「……オルロージェだって、痛い時は痛いって言ってたよ」 美莉愛「でも、立ちますよね?」 遙花「……立つけどさぁ」 必殺技 「ライト・オブ・ナイツ(Light of Nights)」。夜を照らす光。 本人の考えた技であるが故に知名度は全く無いが、「ヒーローの必殺技」という非科学的存在強度に当てはめて放つため絶大な威力を誇る。 拳に光を纏わせ、相手の身体に衝撃波として打ち込む光のパンチ。 ポケモンの「きあいパンチ」やハンターハンターの「ジャジャン拳」が近い。 衝撃波は全身に駆け巡り、身体を構成しているアイテールが揺らぐことで存在強度も大幅に減少する。 つまり、R2境界の内外に関わらず「アイテールで構成された肉体・武装・構造物」への特攻攻撃となる。 R2境界内収束後もダメージとして広範囲・長時間残り続けるため武装解除技として扱われる。 ただし、技の燃費自体もかなり悪い上にチャージするまでに時間がかかるため、防がれたり避けられたりすると境界が閉じ、相手が安々と逃げられるような環境を作ってしまう。 「ライト・オブ・ナイツ(Right of Knights)」。正義の騎士。 非科学的存在強度によって「ヒーローの技」を借り受けて放つ技。 自分のものではないため原作や実際の威力より大幅に落ちるものの、圧倒的に不利な状況から概念バトルに強制的に引き込む一手になりうる。 ただし、その技の性能は物語の序盤化・終盤の性能かなどは指定できず、その上二次創作が賑わっている作品になると全く原作とは別の技が出てくる時もあり、そこそこな博打。 遙花からは年甲斐もなく泣きつかれたり、私生活の管理や作業の手伝いに追われたりと、世話焼き体質が抜けない。 しかし、憧れの人物が自分を頼りにしてくれること、情けない姿をあられもなく見せてくれることに母性が溢れ出してしまい、 なんだかんだ甘やかしてしまっている。 遙花「みりあちゃん……おなかすいた……」 美莉愛「はいは~い。余り物でなにか作りますね」 一人っ子で、家ではどちらかといえば甘やかされる側だった美莉愛にとって、 年上であり憧れの人物でもある遙花が自分に甘えてくれることは、少し不思議で、かなり嬉しいことでもある。 歳は違えど姉のように振る舞えるこの関係を、本人もなんだかんだ楽しんでいる。 那月『美莉愛ってさ、彼氏いなかったらクズおとk…ヒモにばっかり捕まってそうだよね』 美莉愛「ひ、ひも!?」 那月『頼られると断れないし、世話焼くと嬉しくなるタイプじゃん?』 美莉愛「そんなことないもん!」 那月『…今遙花の夜食作りながら言ってる?』 美莉愛「これは!遙花さんが心配だから!」 那月『ほら…』 美莉愛「ふん。もう緋山先生嫌い。保健室の鍵もなおしてあげませんから」 緋山「待っ!星乃!悪かったって!ほ、ほ~ら、飴ちゃんだぞ~?」 と、無自覚に方言を出しながらぷりぷり怒ってることもある。 遙花「……みりあちゃん、私にもたまにはそういう感じで言っていいんだよ」 美莉愛「へ?そういう感じ?」 遙花「ほら、緋山先生に言うみたいな……もう知らんけん、とか」 美莉愛「えっ!?遙花さんにそんなこと言えませんよ!」 遙花「……そっか」 美莉愛「遙花さんは偉大な先生ですからねっ!(フンフン)」 遙花「……そっかぁ」 即売会では遙花から焼肉やお寿司、サークル入場チケットを餌に売り子のお手伝いを頼まれることがあり、 美莉愛が参戦した日の売上は爆上がり、既刊も新刊も在庫を空にする。 予約したお店が高級な所になるほど美莉愛もノリノリになり、コスプレしてくれたりもする。 …その反面美莉愛の可憐さが世界中に拡散されることでセコム達が苦悩しており、遙花に対して顰蹙を買っている。 美莉愛「じょじょいん…じょじょいん…」 遙花「みりあちゃん!?まだ一般参加入場も始まってないよ!?」 遙花の創作のお手伝いはするが、ネームやラフを見たり相談を受けたりはしない。 もししようものなら「ネタバレは嫌です!」とぷりぷり怒る。 優希といる時はいつも手を繋いで過ごしているため、友達といるときたまに癖で手を握ろうとしたりする。 聖奈からは「勘違いさせないで!!」と怒られ、ののからは艶めかしい動きで恋人繋ぎにされる。 聖奈はいざ自分がされるとテンパり、ののは飄々とした顔で受け止めてくる。 普通逆の反応しそうだよね~。と美莉愛は内心ニコニコしている。 スイッチは懐中時計が付いたロケットペンダント。 コードネームの由来は「夢と現実が交差する物語」である映画「インセプション(Inception)」のヒロインから。 スイッチとは別に幼い頃、彼氏がプレゼントしてくれたおもちゃの指輪をペンダントにして身につけている 「ね゛~~~!!わたしのプリン無くなってる!!」 「さいてー…女の子にそういうこと言っちゃうんだ」 「わたしはもう、迷わない!」 イメージ曲 Storyteller /TRUE Mela! /緑黄色社会 @ 海瀬 優希(かいせ ゆうき) コードネーム:ネオ(Neo) cv.天﨑滉平 男性、17歳。第二桜高校2年生。 一人称は「僕」。 誕生日は「4月12日」 血液型は「B型」 身長は「172cm」 元素は「海」→「水」。 好きな食べ物は美莉愛が作ってくれるもの全部。 好きなものは「博物館巡り」、苦手なものは「寒暑」。 好きな香水はディオールの「ソヴァージュ」。 好きな生き物は「アナグマ」。 好きなスポーツは「バスケ」。 休日の過ごし方は「静かに勉強/美莉愛とデート」。 持ち物・鞄の中身は「最小限でスマホと財布がデフォルト装備」。 スマホ/PCの使い方は「連絡と音楽・動画視聴くらい。整理されている」。 部屋・机の状態は「整頓されていて無駄なものがない」。 お金の使い方は「しっかり貯金、デートの出費は惜しげ無く使う」。 一人称は「僕」。やんちゃ系、俺様系みたいなタレ目で陽キャな見た目をしているが、性格も口調も優しく(美莉愛には特に) 美莉愛のことを小馬鹿にしたりしない上にわがままも何でも聞く超スパダリ。 ただたまに核爆弾級の天然を発動するところがある。 美莉愛と同じく、今まで一般人として生きてきたアリストテレスの血を引く人間。 アリストテレスの血筋にはもちろん美莉愛や優希以外にも多く存在する。 彼らを利用してスイッチの代わりとし、最終的に世界中をR2境界に収めるつもりだったことからその血筋は世界各地に広がっており、 物語の進行ととも登場し、敵はより強く、多くなっていく。 そんな中現実での襲撃事件が発生。 偶然居合わせてしまった優希は一時夢幽病に陥るも復活し、敵ではなく美莉愛を守る味方としてライトメアに加わる。 さながら、自らが力を持った人間だと気づかずに平凡を過ごしてきた映画「マトリックス」の「ネオ」のように。 物語の中盤あたりで「R2境界を展開し、その中にいる人間を強制的に夢幽病に陥らせる」能力を使う敵が出現。 これは少しでも精神的な弱みがあれば術中にハマってしまい、精神的な弱みもない人間も同じく術にかかってしまう。 後者には効果がないのでは?と思われるかもしれないが、これはつまり夢の世界の脱出条件である「目を背けてきたなにか」が最初から存在しないことになる。 つまり、脱出方法が最初からないということ。 そんな敵が高校に直接乗り込み、美莉愛のクラスも巻き込まれる。R2境界内で何故か動けた幼馴染くんが美莉愛をかばい、夢幽病に陥る。 敵は強く(アリストテレスの血を引き彼の計画に従う者)、ライトメアの他メンバーは外に出ているため救援には間に合わない。 そんな中、早くても回復まで数日掛かり、弱みのない彼には抜け出せないはずの夢幽病を物の数分で脱出し、再び美莉愛を救い出す。 彼はとにかく夢の中で高いところをイメージして飛び降りるのを何度も何度も続けた。リアルな自らの死の体験。 例えるならば、インセプションのキックを自分の夢の中で引き起こすこと。 非常に困難なことでも、美莉愛の為に何度も何度も繰り返し、現実の肉体へと波及させてついに目覚めることに成功した。 小細工をしない美莉愛がアメコミやニチアサ系の番組のヒーロー像に裏打ちされた能力なら、優希は少年漫画の主人公像に裏打ちされた能力。 瞬間移動、分身、飛行、そして美莉愛には及ばずとも十全な威力を持つ剛力。それらの能力で戦い、美莉愛のサポートを行う。 そして「目覚められないけど精神的には戻りたい」と願う夢幽病患者が生まれてしまっている状況は和沙の出番となり、彼のトラウマ克服が出来るシーンになる。 優希の加入当初は「組織内にカップルがいる」という気まずさも懸念されたが、 本人の距離感の上手さとコミュニケーション能力の高さから、すぐにメンバーへ馴染んでいった。 礼儀正しく、誰に対しても自然体で接するため、遙花や和沙、那月からもすぐに気に入られる。 一方で美莉愛は、嬉しい反面、自分の彼氏が想像以上に皆と打ち解けていく様子に少し置いてけぼりを感じ、 たまに頬を膨らませている。 二人がまだ小学一年生だった頃、両親たちと一緒にゲームセンターを訪れた。 そこで景品として置かれていたおもちゃの指輪がどうしても取れず、美莉愛は泣いてしまう。 そこへ優希がやってきて、何度も挑戦した末にようやく指輪を獲得した。 優希は迷うことなくそれを美莉愛の薬指にはめ、 「しょうらい、ぼくのおよめさんになってくれる?」 と告げる。 元から両思いではあったものの、その出来事をきっかけに美莉愛は優希にすっかりゾッコンになり、今のラブラブな関係へと至る。 美莉愛は今でもその指輪を肌身離さず大切に身につけている。 もう指には入らないけれど、時折自分の薬指に重ねては、あの日の約束を思い出している。 恋愛初心者の遙花は彼から勉強としてエピソードトークを聞いたりすることもあるが、 あまりの甘酸っぱさに途中で頭を抱えながら「わたしも自分磨きしてたらあるいは…」などとブツブツ言い出す。 美莉愛が少しでも興味を持ったものはしっかり調べ上げるため、彼女のマシンガントークにも遅れを取ることはない。 スイッチはプラチナのリング。 コードネームの由来は「真実に目覚める物語」である映画「マトリックス」の主人公から。 @ 夢咲 那月(ゆめさき なつき) コードネーム:ナヴィ(Na'vi) cv.水瀬いのり 15歳、女性。 一人称は「ボク」。 元素は「月」→「空気」。 好きな食べ物は煮込みハンバーグ。 好きなものは「RPG/アクションゲーム」、苦手なものは「びっくり系ホラー」。 好きな生き物は「金魚」。 好きなスポーツは「バドミントン」。 休日の過ごし方は「四六時中ゲームとタイムライン巡回」。 持ち物・鞄の中身は「整頓されていて最小限」。 スマホ/PCの使い方は「卓越したスキルで改造や効率化を行っており四六時中付けっぱ」。 部屋・机の状態は「お菓子の袋、段ボール、ゲーム機など雑多。足の踏み場がないほどではない」。 お金の使い方は「貯金せず趣味にぶっ放す」。 夢幽病に罹患し、医療施設を兼ねているライトメアの基地で療養中の中学生。 年齢もあってとても華奢な体つきで、スタイルの整っている遙花や美莉愛と比較して揶揄されることもあるが 「バカだな~。貧相な身体はステータスなんだよ」 と何処かで聞いたようなセリフで軽くいなしている。 …と言いつつ、心の何処かで憧れがあることは言うまでもない。 本作の物語開始以前に容姿に関するいじめにあい、夢幽病に罹患。 現在も覚醒することが出来ずにいるが、時臣が継続した研究が実を結び、 夢幽病に陥ったままの状態で外(現実世界)とコンタクトが出来る唯一の被検体。 脳波を捉えるモニター上でキャッチした脳波とアイテールの動きをエンコードし、 どんな夢を見ているか、どんな精神状態かを確認できる機器を使用している途中に 本来こちらから観測できる一方通行方式のはずがなぜか夢の世界側からも認識できる極めて稀な双方向認識が出来ることが判明。 その機器を通してのみ会話が可能で、使用すると夢の世界からはテレパシーのような感じで外の世界と交信でき、 機器にカメラのような出力装置を取り付けるとぼやけはするものの外を見ることが出来る。 夢幽病のままということは心の傷が未だ癒えておらず、 現実を否定し続けたままということで夢の世界に残ることを選択しているということにほかならない。 しかしながらそれはそれとして夢の世界の中で快適に過ごしており、現実側とコンタクトすることも苦ではないらしく、 暇つぶしのような感じで研究と作戦に協力しており、機械上でバーチャルアバターを用いて情報交換を行う。 また、モニター機器を通じて各メンバーのデバイスに電波を飛ばして情報共有を行うことが出来、まさに「ナビ」としても機能している。 スイッチを持たないが現実世界に干渉できているという曖昧な存在だからかR2境界内でもデバイスの持ち込み (或いはアイテールを使ったデバイスの再構成)と通信が可能。 彼女自身容姿は整っているが、些細な出来事からいじめの対象となって容姿を揶揄されるように。 それがきっかけとなって発症してしまい、今に至る。 バーチャルアバターを使い、自分の本来の姿でメンバーと交友しないのもその一件があるため。 (眠っている姿を常に見られる状態であるというのはさておき) 那月は昔から「夢日記」を付けるのが趣味で、ほぼ毎晩のように明晰夢を見て操作することが出来ていた。 現実と夢の境界線に慣れ親しんでいた彼女だからこそ、夢幽病の状態でも双方向の干渉が可能になったと推測される。 R3ノードを介してインターネットに接続できることをいいことに、暇つぶしで勝手に掲示板やSNSを巡回している自他ともに認めるツイカス。 時折どうでもいい話題でレスバに参戦しては、ライトメアの通信ログに妙な負荷をかけるため、和沙や遙花から叱られている。 本人曰く「情報収集の一環」だが、だいたい半分以上は趣味である。 那月『お!良い事知っちゃった!いいゾ~これ』 美莉愛「…那月ちゃんさ、たまにそういう…セリフ?みたいなのよく言うよね」 那月『美莉愛は知らなくていいよ。知っちゃだめだからね』 美莉愛「え~…?」 ただし美莉愛には甘い。 遙花「そろそろやめなさいよね…空手部とか、レスリングとか、高級車とか、さ…。女の子なんだから…」 と、リーダーからは苦虫を噛んだような顔でやんわり注意される。 彼女の脳裏によぎっているのは多分、例のコンテンツの動画を見てけらけら笑っている過去の自分の姿だろう。 那月『パピー…ボク、この新作ゲーム気になるなぁ…?(ウルウル』 時臣「悪い子のところにはサンタさんは来てくれないよ」 那月『じゃあ…じぃじ?(ウルウル』 和沙「おい、なんでこっち見る。ちげぇだろうが」 そして、年上を敬う気持ちを知らない。 スイッチはライトメアの皆に選んでもらった髪飾り。初期は所持していないが、後に克服して獲得する。 コードネームの由来は「2つの世界を行き来する物語」である映画「アバター(Avatar)」の種族から。 「え゛~…ボクがやんなきゃいけないの?ソレ」 「うおぃ待てぃ!!!そっちはフラグメントがいるっつってんじゃん!!」 「…"あたし"も、こんな仮面付けずに皆と話せればって、思うよ」 イメージ曲 さよなら常識空間 /cosMo@暴走P(初音ミク) @ 緋山 和沙 (ひやま かずさ) コードネーム:パプリカ(Paprika) cv.津田健次郎 28歳、男性。 一人称は「俺」。 元素は「緋」→「火」。 好きなものは「アウトドア」、苦手なものは「野菜」。 好きな食べ物は自作のスパイスカレー。 好きな生き物は「カブトムシ」。 好きなスポーツは「サッカー」。 休日の過ごし方は「自炊したりアマプラ見たり」。 持ち物・鞄の中身は「最小限でスマホと財布だけ持つ」。 スマホ/PCの使い方は「連絡と動画視聴くらいにしか使わない。デバイス操作のスキルはある」。 部屋・机の状態は「整頓されているが女優のポスター等が貼ってあり、アウトドア用具が多い」。 お金の使い方は「しっかり貯金。グラビアにはしっかり使う」。 元々喫煙家だったが、ある生徒との約束で禁煙中。銘柄はKOOL。 第二桜高校の養護教諭。 本作の物語開始以前に騒動を起こし、レインメイカーとの戦闘を経て和解。ライトメアのメンバーとなる。 遙花とは元々顔見知りで生徒と教諭の関係だった。 第二桜高校に赴任後に夢幽病が流行。ケアを担当していた生徒が次々と目覚めなくなっていく中、必死に解決策を探っていた。 過去、「自責する自分」に打ち勝って夢幽病から回復した数少ない能力者の1人。 「他人の夢の世界に入ることが出来る」特殊な能力を持ち、他者の夢の世界に直接干渉することが出来る。 夢幽病になっていた生徒へと干渉を行い半ば強行的に意識を目覚めさせることには成功したが、 まだ心が癒えていない状態で目覚めてしまったこともあり、その生徒は自殺未遂を行い再び夢幽病に陥ってしまった。 彼は自身の行いを悔やみ、自分を責め続け、生徒たちが現実にはもう戻れないということであればと 彼らがずっと居心地の良い世界で過ごせる世界の創造を画策した。 夢の世界で長い時を体感している彼らの肉体をR2境界内に置くことで時間の遅れを倍加させて夢の中で過ごせる時間を延長させ、 短い期間での回復を促す計画を実行するも、 結果的にアイテールの常時活性化と時間の齟齬を察知したレインメイカーによって阻止され、解決の先延ばしではなくまた別の解決策をともに模索することになる。 やさぐれた退廃的な雰囲気を纏う男性。 そんな大人びたイメージとは裏腹に悪い意味で子供っぽいところもあり、 RightMare冒頭で遙花がおでこにドリームキャッチャーを巻き付け、右手を天に掲げていた謎のポーズを未だに弄っている。 和沙「おい雨宮。今日は例のポーズで景気づけしねぇのか?」 遙花「しない」 和沙「右手を天に、ドリームキャッチャーを額に」 遙花「しないって言ってるでしょ」 和沙「進め遙花、オルロージェを超えた今のお前ならどうとでもな──」 遙花「も~~ジジイうるさい!」 もっとも、調子に乗って擦りすぎると、 遙花「人のこと言える?自分の都合で悪巧みしてた公務員さん?」 和沙「おい、ライン超えだぞ」 …と、たまに手痛い反撃に遭っている。 顔がいいので女性人気が高く女生徒からもよく絡まれるが、 今もなお夢幽病に罹患したままの生徒と「ある約束」をしているため、なびくことはない。 「センセ、わたし将来の結婚相手に立候補していい?♡」 「ハッ。ちゃんと卒業できたら考えてやるよ」 彼はたまに、未だ在学処理になっている生徒の名簿を指なぞっては昔交わした会話の一欠片を思い出す。 また、彼はライトメアメンバーの中で最も警戒・注視されている。 美莉愛「そういえば、緋山先生がやたらテイパーに目をつけられてるのって、なんでですか?」 和沙「あー……インセプションって映画、知ってるか?」 美莉愛「勿論です!人の夢に潜り込んで、設計図を……あっ」 和沙「そういうこった」 和沙「俺はな、連中から見りゃ歩く違法捜査令状みたいなもんなんだよ」 スイッチは生徒自作のピアス。 コードネームの由来は「夢に潜る物語」である映画「パプリカ(PAPRIKA)」の主人公から。 「へっ、こりゃ失敬。とっくに帰っちまったもんだと思ったよ」 「おい!そりゃ俺のチーズケーキだ!あ゛~、プリン食ったのは悪かったって!」 「"あの子"のような被害者を、これ以上増やしちゃならねぇ」 イメージ曲 花の塔 /さユり @ 千々石 時臣 (ちぢわ ときおみ) コードネーム:クーパー(Cooper) cv.速水奨 51歳、男性。 一人称は「私」。 元素は「石」→「地」。 好きなものは「映画鑑賞」、苦手なものは「スケート」。 好きな食べ物はロールキャベツ。 好きな生き物は「ウサギ」。 好きなスポーツは「駅伝」。 休日の過ごし方は「紅茶を嗜みながらテレビや新聞を見たり、趣味の盆栽に興じる」。 持ち物・鞄の中身は「整頓されていて手提げバックを持ち歩いている」。 スマホ/PCの使い方は「スマホ二台とノートパソコンは常に装備。モバイルバッテリーなど機械系を沢山持ち歩く」。 部屋・机の状態は「整頓されていて、家族の写真や思い出の品を飾っている」。 お金の使い方は「貯金、節制。ただし贈り物やプレゼントを買う時の紐は緩い。」。 自衛隊のOBで民間防衛産業の社長。 本作の物語開始以前に騒動を起こし、レインメイカーとの戦闘を経て和解。ライトメアのメンバーとなる。 中東派遣時に患ったPTSDを発端として40歳の時に夢幽病に罹患。数カ月昏睡状態に陥っていたが、家族の呼びかけによって 「逃げる自分」に打ち勝って夢幽病から回復した数少ない能力者の1人。 除隊後はOBの会に所属して過ごしていたが、そんな中娘も夢幽病に罹患してしまう。 自身の罹患時の記憶と自衛隊内部で進んでいたアイテールの研究を元にしてR2境界を利用した現実への侵食システムを考案、実行。 結果的に異常なアイテールの活性化を察知したレインメイカーによって阻止され、現実的でリスクを孕まない解決法を共に模索することになる。 穏やかな口調で紳士といった風貌と性格の男性。 娘の一件もあり、若い女性陣にはかなり甘い。 本人は紳士的に接しているつもりだが、美莉愛や那月、遙花に対してはどうしても父親のような目線が混じってしまい、 差し入れや設備面の融通を利かせすぎて和沙に呆れられることもある。 時臣「美莉愛君、作戦後だ。甘いものでも食べるといい」 美莉愛「わぁ~!!昨日テレビで見たやつだ!ありがとうございます!」 和沙「また高いやつ持ってきたな」 時臣「若い子が頑張っているのだから、これくらいは当然だろう」 和沙「甘やかしすぎだ」 時臣「君も食べるかね?」 和沙「食う」 時臣「ふむ。R2境界の活性化。これが日本だけで生じているのなら、もっと外からの注目を集めても良いところだが」 遙花「外国からの干渉が無いということは、どの国でも現在進行系で起こっているのでしょう。こちらに気を配る余力がない。」 時臣「ああ。そしてその余波がこちらに届かないとも限らないからね。私の方で注視しておこう」 時臣「沈黙している国ほど、何も起きていないとは限らない。統制には成功しているわけだからね。むしろ、隠す余裕だけは残っていると見るべきだろう」 と、本職と素人の大きな差はあれどミリオタとしてそこそこの知識を持っている遙花と討論していたりする。 時臣「…しかし、とてもいい視点で物事を見られているね」 那月『シミュレーションゲームに数千時間費やしてるだけのことはあるね』 遙花「……」 那月『あれのせいで何回新刊落としt』 遙花「やめてぇーーー!!!」 時臣「生憎、脛に傷を持っている身でね。これ以上齧られてしまうと足が回らなくなってしまう」(那月のお年玉要求に対して) スイッチは娘の手編みのミサンガ。 コードネームの由来は「家族と時間の物語」である映画「インターステラー(Interstellar)」の主人公一家から。 「ようこそ。だが失礼ながら、お招きしていないお客様は通せない制度でね。」 「おや。紅茶がないとはしょぼくれた基地だね」 「君を見ていると、娘の元気だった頃を思い出すよ。」 イメージ曲 Reason /玉置成実 @ ジョン・ドゥ (John Doe) cv.天﨑滉平 作中では美莉愛視点で描かれるため、基本的に17歳の男性の姿をしている。 一人称は「オレ」。 夢の世界、或いはR2境界内にのみ現れ、その中でしか活動できない飄々とした性格の人物。 その正体は都市伝説で語られる「This Man」その人で、人が見る「夢に出てくる人間」という形で生じた誰もが持ちえるフラグメント。 世界で認知されている彼の顔は「偶然、人々の間で最も多く認知された顔」というだけ。 夢に出てくる人間は全て「This Man」であるとも言え、あらゆる性別、人種、年齢の姿になる可能性を秘めている。 故に彼と出会った時にどのような顔と認識するかは個人によって変動し、好きな有名人、知人や家族、はたまた全く知らない顔と多岐に渡る。 美莉愛は幼馴染の彼氏の姿を。 遙花はオルロージェの姿を。 和沙は生徒の姿を。 時臣は娘の姿を。 それぞれ夢の中で最も見かけた人間の形で見ている。 またあらゆる人種にもなりうるという性質から様々な言語を無意識に扱うことが出来、 性質上高度な変装が容易に行えることから、R2境界下や夢幽病患者への介入時の潜入に大きく寄与する。 ライトメアと遭遇した彼は「名前がない」という点でジョン・ドゥと名付けられ、同時に「ジャック」という愛称をつけられる。 (美莉愛に名無しの権兵衛と提案された時は却下した。が、たまに「ごんちゃん」と呼ばれ、本人は鬱陶しがる。) 美莉愛「ね~~~!どっちがゆーくん~~??><」 優希?「…ふふ、どっちでしょ――」 優希「僕と美莉愛が出会ったのは7月9日の午前10時27分、天気は晴れ、気温は───」 美莉愛「ゆーくん…♡」 ジョン「…なぁ、もしかしなくても俺出汁に使われた?」 那月『部分的にそう』(アキネイターのポーズをしながら) 記憶までは模倣できるわけではないらしい。 オムニヴァース完成以前に存在したインターネットに頼らず人の意識間を移動できる、人のイメージによってアイテールで形作られた存在。 現実には出てこれず、夢の世界のみで存在できる。 本体がないアイテール体という点ではアリストテレスと同じだが、もともと存在しないという点で異なる。 「夢で見かける人間」というイメージが人々によって共有され、その無意識が強固になっていく過程で誕生した。 彼には自己も自我もあるが、自分が何者かは理解しておらず、夢の世界を渡り歩いて自分が何者かを探している。 道中でライトメアと遭遇し、ナヴィやパプリカとは別ベクトルの「夢の世界をつなぐ」方向で協力。 後のオムニヴァースの構築に携わり、夢の世界にしか存在できない彼が最高管理者となる。 コードネームの由来は「夢が拡散する物語」である映画「ドリーム・シナリオ(Dream Scenario)」の から。 「バカ、難しく考えるな。オレはオレでオマエはオマエだ。」 「決して道を見失うな。オマエが誰で何をすべきかは、オマエが一番よく分かってるはずだぜ。」 ###現実世界### @ 日高 聖奈(ひだか せいな) cv.ファイルーズあい @ 月嶋 のの(つきしま のの) cv.茅原 実里 ###敵勢力### @ 八重垣 星野 (やえがき ほしの) cv.関 俊彦 一人称は「僕」。 元素は「星」→「空気」。 どこか浮世離れした雰囲気を纏う第二桜高校のALT(外国語指導助手)。 そして、美莉愛のものと瓜二つのペンダントを持っており… @ アリストテレス (Aristotle) 一人称は「私」。 八重垣 星野の正体で、本作のラスボス。 美莉愛の遠い先祖。 紀元前4世紀、生前のアリストテレスは自ら夢幽病に罹患し、 自身を完全に再現したアイテール体の「もう一人の自分」をスイッチとして現実世界に持ち越した。 それこそが、後に八重垣星野と名乗る不老の存在であり、彼はオリジナルを「私」ではなく「彼」と呼び、 テセウスの船のように「同一人物ではない」と認識しながらも、死の間際に託された目的だけを忠実に守り続けてきた。 彼の身体はアイテールで構成されており、R2境界の展開からアイテールの常時活性化など能力者以上の規模で自在に操ることが出来る。 アイテールの存在を知覚し、それが世界の平和と人々の幸せに導く物質であると信じた生身のアリストテレスはそれを自ら証明し 世界の行く末を見守るために自らをアイテールの構成物として不老不死になる術を探し求めた。 そうして晩年夢幽病との関連を突き止め、自ら罹患することでスイッチとしてもう一人の自分を連れ出し、 最終目的を含めた全てを赤裸々に告げたうえで生涯を閉じる。 生涯の最後に彼はある仮説の証明を乞うた。 世の権力者がこぞって求めるも、ついぞ叶うことのなかった不老不死。 そして満ち足りた資源に溢れた環境が争いをなくすか。 「幸福は人生の意味であり目的であり、人間すべての目的である」 真なる平和と幸せがその果てにあることを祈りながら、その生涯を閉じた。 新たに生まれた彼はその意思を継ぎ、現代まで長い間人類史を見守ってきた影法師だった。 彼は世界各地を旅し、最終目的遂行の為に子を残し、歴史をその目に焼き付けてきた。 神話や怪談の新興や再興はアイテールの身体と生身のハイブリッドな身体を持つ子孫達による影響だったとされる。 美莉愛の異常なアイテールへの耐性も、スイッチを 持っていない状態でR2境界を開けたのも、身体の一部がアイテールで構成されてたため。 彼が日本に渡った時に星野という姓の女性との間に子を儲け、その子孫が代を継いで「星乃」に改めたのが美莉愛の苗字のルーツで、 アリストテレスは日本で活動するにあたって嘗ての思い出が残る星野という言葉を名にしたという経緯がある。 彼の最終目的は全人類の意識の隔絶。 世界中のアイテールを活性化して地球そのものをR2境界とし、意識を夢の世界に幽閉。 現実世界との時間差を極限まで伸ばし、死と絶滅を半永久的に先延ばしにする。 つまるところ全人類をあまねく救済する、現実との離別になる。 帝国の蹂躙、宗教戦争、世界的流行り病、自然災害。 道に迷った私を受け入れてくれた青年 / 血と死臭に染まった街 異教の私に花を送ってくれた少女 / 焼け野原となった女の子の故郷 私を信じ頼ってくれた医者たち / 慟哭と亡骸に溢れた地下室 見慣れぬ姿の私に居場所をくれた人々 / 何もかも押し流された村だったもの そして嘗て自らが訪れた日本の地が跡形もなく焼き尽くされた姿。 根源的な死の恐怖や生きるための資源の不足があるからこそ争いは起こるというのを全てこの目で見た彼が判断し、 足りないものがない世界、欲しいものが手に入る世界こそが救済、この世界の最終到達点であると結論づける。 彼の答えはオルロージェの行動を世界中まで拡大した解釈であり、 WriteMareはその序章で、自己犠牲と利他主義の行き着く先は善意を持って人の意識を縛り付けることだった。 ライトメアはそれを肯定しつつ、この無限の命の先に待つのは停滞と進化の途絶でしか無いと反抗する。 世界中のアイテールが活性化を始め、現実と夢の世界のレイヤーが統合しかけ始めることで能力の常時行使が可能になり、 また発生した損害や影響も現実世界へと波及していくという流れになり、 序盤の夢の世界だけの戦いから総力戦の様相へとシフトし規模が壮大になっていく。 彼の思想はひとえに永い年月を経て導き出した答えというわけではなく、 古代ギリシャの永続性を美徳とする思想が礎になっており、その世界の素晴らしさに理解を示しつつも現実への残留を主張するライトメアや アイテールによるヒトという種の進化を画策しつつも「あくまで人間であり続けること」を前提としているテイパーの 日本人的な無常観と相反する構図になるのは至って自然な流れとなる。 彼はオルロージェと同じ。救済者である前に、誰かの願いに縛られた被造物だった。 ・美莉愛の決別、アリストテレスへの答え――――― アリストテレスはあくまで主導者、救世主としての立場で人類を救おうとしており、そこに自分のことは勘定していない。 すでに自分は完成した身であり、あとはそれを全人類が享受すれば永続性を持った救済が完了すると踏んでいた。 しかし、美莉愛達が投げかけた「永遠で不足のない命による人間性の喪失がどのような変化を齎すか」ただ一人知っている人物がいる。 それこそ彼、アリストテレス。自覚がなくなる程に生きてきた彼こそ、自らの理想が齎す結果を理解している。 前作で描かれた「理想の自分になる」物語。これは全知全能になるというわけではなく、自分の手の届く範囲で出来ることを指している。 故に遙花は有限の命を持った、一人の人間なりの答えと結果を導き出した。 しかしアリストテレスは違う。生前の彼の望む理想の自分は、永遠の命と全てを成し得る力を持って生まれた。 遙花のように「出来ることだけを全てやった」ではなく、「出来ること全て行うしかなかった」。 テーマで見ても根本は同じだが、遙花とは大きく異なる結果になっている。 それを彼自身に気づかせる。 彼自身が忘れていた、彼の記憶に刻まれた永続性がもたらす心の欠落。 「あなたは本当に、“彼”のままなんですか? あなたは本当は、誰なんですか?」 「あなた自身が忘れてしまっているだけで、その結末を知っているのはあなた自身」 「永遠は人を救う」のと同時に「永遠は人を人でなくする」という矛盾を、彼自身が体現してしまっている。 遙花と美莉愛は「有限の自分」を前提にして、「自分にできる範囲で誰かを救う」。 反面、アリストテレスは「無限の自分」を前提にして「自分にできる全ての救済を行う」。 理想の自分になるという遙花達とは異なり、アリストテレスは理想そのものになってしまっていた。 そして自らの血脈(美莉愛)が証明する「命の正解」 このアリストテレスの矛盾を突くのが、遙花だけでなく彼自身の血を引く美莉愛であるという点が、物語の最後の鍵となる。 アリストテレスが「永遠の一個体」として人類を見守り、摩耗していったのに対し、彼がかつて出島で残した血脈は、「有限の命」を代々繋ぎ、命の儚さと不条理を経験しながらも何百年もの時間を経て今の美莉愛へとバトンを渡してきた。 美莉愛という存在そのものが、「永遠の命や満ち足りた世界がなくとも、人間は有限の命を繋いで、こんなにも豊かに笑って生きていける」という最大の証明になる。 そうして、2000年と少しを見守り続けた最初で最後の被造物(スイッチ)は自らの過ちを認め、静かに今を生きる命にバトンを託す。 世界は永い永い夢から覚めた。 ・もし成功した未来(IFバッドエンド)――――― アリストテレスの目的は成就した。全てに満ちた世界は人類を遍く救済した。 60億の人間が生み出すアイテールを使用し、現実と夢の壁を壊す事にも成功しさえした。 死なず。争わず。不足せず。全てに包まれたユートピアが確かに存在した。 今や肉体も不要。地球も、宇宙も不要。外界と隔絶された60億の人類が住まう意識世界がそこにあった。 誰も彼らを傷つけることも、終わらせることも出来ない。 ずっとずっと優しく、ずっとずっと安らかに、ずっとずっと、永遠に続く悪夢(ナイトメア)の微睡みに包まれて。 ・星乃姓のルーツ(The History of a Bloodline)――――― 17世紀初頭のアリストテレスは自身がアイテール体故に自在に姿を変えられることを利用し、 金髪碧眼のゲルマン系男性の姿になって学術指導員として身分を装いオランダで活動していた。 その時に偶然、貿易商として出島へと渡る機会が舞い込み、彼は初めて日本の地を踏む事になる。 そうして出島で働いている最中に出会った「星野」姓の女性との間に子を儲け、その血脈が主人公に繋がった。 (星野家は代を経る途中で姓を「星乃」に改めた。) 星乃の血筋はやがて九州へ広がり、やがて熊本に渡った星乃家から美莉愛が生まれる。 「ほしの」という同じ読みの名前が入っていることに縁を感じていた美莉愛だったが、 ロケットに入っていた写真に映る人物と実家で見つけた写真に残る人物が酷似していたこと。 家系図に星野と星乃の2つの姓があったことから、徐々に物語が収束していく。 ・物語冒頭──────── 授業の始まりを告げるチャイムの音。 先生が教鞭を振る音、クラスメイトたちの他愛もない話し声。 静かな教室に響く筆記音。 運動場から聞こえてくる笛の音と、靴が地面を蹴るリズム。 自転車を押しながら他愛のない会話を交わす、いつもの放課後の風景。 ありきたりの日常という曲を奏でながら、 今日も何事もなく、当たり前に過ぎていく。 ──────── 生徒会役員会議はいつもの如く外が暗くなるまで長引き、時計はもう19時を回っていた。 美莉愛は残った資料をまとめる最中、ふとまぶたが重くなるのを感じる。 (……ちょっと目を瞑るだけ) そう自分に甘えてしまってからどれくらい時間が経っただろう。 はっと目が覚めると、室内も外も真っ暗だった。 制服のポケットに忍ばせていたスマホが、鬼のように振動している。 母親からの着信、LINEの未読通知、友達からの「まだ学校?」というメッセージの嵐。 「やばっ……!」 ガタン!と椅子を鳴らして美莉愛は慌てて立ち上がり、資料を手短に整頓した後に昇降口に向かって走り出した。 幸い今日は金曜日。明日が休みだからまだマシだが、この時間帯では下手したら警報が鳴ってしまうかもしれない。 ビクビクしながら廊下を駆け抜けている途中、ふと保健室の扉が少し開いていることに気づいた。 「……先生、まだ残ってるのかな?」 好奇心に駆られて、そっと扉に手をかけて中を覗き見る。 刹那、世界が、ガラスのような音を立てて壊れた。 視界の端から端まで、建物がねじれ、折れ、重なり合う。 まるで万華鏡の中に放り込まれたように、壁と床と天井が溶け合い、別の空間が割り込んでくる。 説明できない。言葉が追いつかない。 「え……?」 保健室「だった」空間に一人佇んでいたのは、銀色の髪をなびかせた女性だった。 美莉愛の愛読書であるライトノベル「ライトメア」に登場する、 オルロージェというキャラクターに瓜二つの、いや、全く同じ風貌の女性。 女性も驚いた顔でこちらを見ていた。 「……女の子……?」と呟いたその瞬間、女性の目が鋭く細められた。 空気が一瞬で張り詰め、美莉愛の体が浮き上がるような感覚が襲う。 「待って、ちょっと!──」 美莉愛が叫ぶ間もなく、世界は完全に別のものに塗り替えられた。 ・新オムニヴァース成立までとその後──────── アリストテレスによって全世界で活性化したアイテールは彼の敗北と同時に熱的崩壊(存在強度の損失)を起こし、再び現実世界を侵食出来るほど能力を喪失した。 アリストテレスはエントロピー的考え方を基にして、世界中のアイテール同時活性化が熱的な崩壊へと繋がって向こう数千年は現実を侵食できなくなることを理解し、 また彼らが現実を選び自分に打ち勝つことも織り込み済みで実行した。 そして敗北に際して現実を選んだライトメアとテイパー等今を生きる人々の選択を尊重し、余剰なアイテールを共に宇宙へと持っていき文字通り天上の物質として地上から激減した。 しかし依然として夢幽病の存在と人が生むアイテールは未だ存在し、ライトメアとテイパーは技術協力を行い夢幽病患者の意識を接続、リハビリできる医療地として共有できる空間オムニヴァースの構築に至る。 かくして、アイテールがもたらした破壊からの復興の必要は残ったが、脅威なき世界へと戻った。 ライトメアとテイパー、時臣の傘下会社が集ってライトメアグループ(WrightMare Industry Group)、通称WIGが誕生し、VR空間として誰もが行き来できるオムニヴァースの強化や機器の開発、 VRコンテンツと統合したクリエイターの支援、夢幽病患者のリハビリなどを運営していくことになる。 夢を完全に否定せず、でも現実から逃げすぎないための場所。 そうして、WIGが整備した夢幽病ケアシステムは「ランターン(Lanturn / Run Turn)」と名付けられた。 名称は、アリストテレスがかつて掲げた提灯に由来する。 暗い夢の中で迷う患者の足元を照らし、強制的に引き戻すのではなく、本人がもう一度進む道、あるいは引き返す道を選び直すための灯り。 Run Turn――走り続けるだけではなく、立ち止まり、引き返し、道を選び直す。 それが、ライトメアとテイパーがアリストテレスの残した理想と共に辿り着いた夢幽病ケアの基本理念となった。 「WriteMare」、「RightMare」、「LightMare」と紡がれてきた物語は、 学園生活を謳歌する美莉愛達JKと、地下に籠る悲哀な独身の女の子、遙花(19)が恋愛模様にあてられて ナマモノの執筆に手を出そうとする泥沼を描いた外伝「らいとめあ!(LiteMare)(ちょ~軽い夢!)」へと同時進行で分岐する。(未執筆) 書きかけですが自創作の設定資料集です。 劇中一気に開示していくわけではないので、量についてはご安心下さい。 いかがでしょうか?可能な限り長く長く、詳細に1つ1つ様々な面で感想や評価を頂ければと思います。